【完】ペテン師との甘い夜

そもそも、私はショウジの浮気相手だったみたいで、それが原因で刺されたんだから。



刺した子は悪くないわよね。



ショウジのことも別に本気で好きじゃ無かったし、恨む気持ちも起きない。



「朱美ちゃん、いつまでこの体勢でいるの?」



私はほのかに香る男性用のBVLGARIの香水を感じる。



「ん〜?私が満足するまでかしらね〜。」



朱美ちゃんの案外強い腕の力。



別に抵抗する意欲も湧かないし。



朱美ちゃんだからいっか…。