「うふふ。迎えに来ちゃった!」



朱美ちゃんはその整い過ぎた顔を使って微笑む。



夕闇が彼を…いや、『彼女』?をかな。



より一層美しく魅せる。



「ね、二人で調べようか?」



「へっ?」



「アイツのことよ。私だって、気になるもの。」



朱美ちゃんは私の隣に並んだ。



そういえばお店以外で会うの初めてだな。



外の世界を歩いている朱美ちゃんが新鮮に感じる。



何故だか不思議な感覚に陥った。