【完】ペテン師との甘い夜




今日も一日の仕事を済ませ、私は着替えを始める。



いつも仕事用のスーツと『夜』の服は分けるようにしてるのだ。



それ故に、いつも皆が帰るまで残業をするのだ。




私は脱いだスーツのポケットから名刺を取り出す。



「どうしようこれ…電話すべきかしら。」



う〜ん…相手は社長だし、無視したらクビになったり…?



それは困るな。



私は溜息を一つ漏らし、私は電話に手を掛けた。