この手でどうか…

「あの森の中……ね。じゃあ今から」

「それはやめた方が良いよ。セレンちゃん。今から森に行くのは危険すぎる」

「でもっ……手がかりが……リセ君が……っ!」

「気持ちは分かる。でも、セレンちゃんまでいなくなったら元も子もない。
即捜索に繋がらなくても、その手掛かりだけは警察に伝えた方が賢明だ」


リセの事は心配だ。でも自分までいなくなったら、

リセが戻ってきた時に彼が悲しむ……かは分からないが、そうであってほしい。

セレンは素直にウィルドに従った。