遺書。 そんなものを書いていることも、瑞希は言っていた。 死んだことを伝えて欲しい人の名前や、自分の私物は処分するなり何なりしてくれと、書いたと本人から聞いたのだ。 ギターを私に託すとは、聞いてはいなかったが。 そのギターは私のギターと変わらない大きさだったにも拘らず、とても重たかった。重すぎて、潰れてしまいそうだった。 私は、ギターケースを開ける。 中につけられているポケットに封筒が入っていて、私は吸い寄せられるかのようにそれを手にとって、開けた。 中には一枚の紙が入っていた。