順調に行っていたら楽しい。だけど、順調に行かなくなった瞬間、音楽が嫌いになった瞬間、 好きだったものに疲れを抱くようになる。 好きだったものに嫌気が差してくる。 「それって結構、寂しいよ」 「瑞希は、音楽で生きていかないの?」 「あたしの夢、もう少し別のところにあるから」 何、と問いかける私に、瑞希は恐ろしく消え入りそうな微笑でこう答えたのだった。 「死ぬこと」