学園生活は溺愛の始まり〜白馬の王子様は、一人だけ。〜

「よし、じゃあ次は……三年生の学年一位の部屋に行こっか」

簾弦先輩に促され、廊下の突き当りにある301号室の前へと移動する。

重厚な扉からは、なんだかピリッとした独特の緊張感が漂っていた。

学院長先生が「超無口」って言っていた、3年生トップの先輩……一体どんな人なんだろう。

心臓をバクバクさせている私をよそに、簾弦先輩は慣れた手つきでインターホンのボタンをポンポンと押した。

「凪ー、簾弦だよー。新入生の女の子来たから紹介するねー。開けてー」