春夏秋冬神さま日和

市民が逃げていったことを確認した後、スザクは目の前の妖魔討伐に注意を集中する。妖魔が腕を振り回し、殴り掛かってきた。スザクはそれを剣で受け流し、炎の塊を叩き込む。

妖魔が悲鳴を上げた。仲間を傷付けられたことに対する怒りか、他の妖魔たちが一斉にスザクに向かって手を伸ばす。スザクが剣を構えた刹那、横からビャッコが「オラァ!!」と声を上げながら妖魔を殴り付けた。

「一人で戦おうとしてんじゃねぇよ!!」

ビャッコはスザクに言う。その顔は楽しげなものだった。

「ビャッコ。ありがとう!」

スザクは剣と炎を使って妖魔を攻撃し、ビャッコは拳に風を少し纏い、妖魔を殴ったり蹴り上げて攻撃をする。討伐を始めて数分後、声が響いた。

「私たちも来たわよ〜!」

セイリュウが笑顔で手を振った。その隣には緊張した様子のゲンブがいる。セイリュウはすぐに加勢を始めた。地面から木を生やし、妖魔たちを締め上げていく。

大量にいた妖魔の数が少しずつ減っていく。スザクは剣を振るった。妖魔が地面に倒れる。スザクは大きく息を吐いた。ーーー刹那。