春夏秋冬神さま日和

「ビャッコくん。そんなに怒らないであげて?せっかくのかっこいい顔が台無しよ〜?」

セイリュウの細長く華奢な指がビャッコの額に触れる。ビャッコの顔が真っ赤に染まる。ビャッコは素早くセイリュウから離れた。

「さ、触るな!!俺は先に行くからな!!」

ビャッコは素早く走り、あっという間に姿が見えなくなった。セイリュウがフフッと楽しそうに笑う。

「ビャッコくんったら。可愛い」

笑いながらセイリュウも歩いていく。その近くにいた黒髪の男性ーーールイ・ウィリアムズがため息を吐いた。彼は神ではなく人間だが、数百年前に神の怒りを勝って不老不死になり、妖魔の研究者として四神に力を貸している。

「スザク。会議を忘れるなよ」

ルイはそう言い、歩いていく。残されたのはスザクと黒髪に水色の瞳の男性ーーーゲンブ・タートルウォーターだけになった。

「えっと、行こっか」

「うん」

スザクとゲンブは並んで歩く。実は二人には、セイリュウたちには隠している秘密がある。それは、二人が転生者であることだ。