あの日から、光輝はまた私の隣に戻ってきた。
朝は家の前で待っていてくれる。
帰り道は、私の歩幅に合わせてくれる。
苦しくなったときは、何も言わずに手を握ってくれる。
でも、光輝の秘密はまだ聞けないままだった。
「光輝、もうすぐ夏休みだね」
終業式の日、私は校庭を見ながら言った。
「ああ」
「今年の夏祭り、行きたいな」
「花火のやつか」
「うん! 毎年、駅前の川沿いでやるでしょ?」
「人が多い」
「でも、花火が綺麗だよ」
「暑いし、疲れる」
「光輝はすぐそう言う」
「おまえが途中で疲れたら困るだろ」
「ちゃんと休むよ」
「本当か?」
「本当!」
私は小指を差し出した。
「約束」
光輝は、その小指を見つめた。
いつもならすぐに絡めてくれるのに、今日は少しだけ迷っている。
朝は家の前で待っていてくれる。
帰り道は、私の歩幅に合わせてくれる。
苦しくなったときは、何も言わずに手を握ってくれる。
でも、光輝の秘密はまだ聞けないままだった。
「光輝、もうすぐ夏休みだね」
終業式の日、私は校庭を見ながら言った。
「ああ」
「今年の夏祭り、行きたいな」
「花火のやつか」
「うん! 毎年、駅前の川沿いでやるでしょ?」
「人が多い」
「でも、花火が綺麗だよ」
「暑いし、疲れる」
「光輝はすぐそう言う」
「おまえが途中で疲れたら困るだろ」
「ちゃんと休むよ」
「本当か?」
「本当!」
私は小指を差し出した。
「約束」
光輝は、その小指を見つめた。
いつもならすぐに絡めてくれるのに、今日は少しだけ迷っている。



