階段の踊り場に、ふたりの静かな心音が響く。
しばらくして、琥珀はふうっと息を吐き出すと、少し意地悪な、だけど甘ったるい笑みを浮かべた。
「なあ、梨乃」
「ん……?」
「そんなに可愛くイメチェンして、俺をメロメロにした罰としてさ」
琥珀は梨乃の耳元に顔を寄せ、とろけるような声で囁いた。
「これから放課後、俺の部屋に来てよ。誰もいないところで、その可愛い髪をずっと撫でさせて」
「……それ、罰じゃなくて、ただのわがままじゃん」
「うん、わがままだよ。だってみんなの前じゃ、こんなに甘えられないんだもん」
琥珀は梨乃の顎を優しくクイッと持ち上げ、甘えるような瞳で見つめてきた。
「ねえ、梨乃。……聞いてくれる?」
学校では誰もが憧れる完璧な王子様。だけど、自分にだけはこんなに犬みたいに甘えてくる。
そのギャップに胸を撃ち抜かれながら、梨乃は恥ずかしそうに、だけどしっかりと頷いた。
「……しょうがないなあ。今日だけだよ?」
「やった。……大好き、梨乃」
ふたりだけの秘密の廊下で、甘い恋の音がそっと弾けた。
しばらくして、琥珀はふうっと息を吐き出すと、少し意地悪な、だけど甘ったるい笑みを浮かべた。
「なあ、梨乃」
「ん……?」
「そんなに可愛くイメチェンして、俺をメロメロにした罰としてさ」
琥珀は梨乃の耳元に顔を寄せ、とろけるような声で囁いた。
「これから放課後、俺の部屋に来てよ。誰もいないところで、その可愛い髪をずっと撫でさせて」
「……それ、罰じゃなくて、ただのわがままじゃん」
「うん、わがままだよ。だってみんなの前じゃ、こんなに甘えられないんだもん」
琥珀は梨乃の顎を優しくクイッと持ち上げ、甘えるような瞳で見つめてきた。
「ねえ、梨乃。……聞いてくれる?」
学校では誰もが憧れる完璧な王子様。だけど、自分にだけはこんなに犬みたいに甘えてくる。
そのギャップに胸を撃ち抜かれながら、梨乃は恥ずかしそうに、だけどしっかりと頷いた。
「……しょうがないなあ。今日だけだよ?」
「やった。……大好き、梨乃」
ふたりだけの秘密の廊下で、甘い恋の音がそっと弾けた。



