スノードロップ











「おーおー心優ちゃんグッドモーニン…って、おお…お見せできないお顔に」


パンッ!と、自分の頬を手で勢いよく挟んだ。


ジンジンするが、目が覚めた気がする。


…しっかりせい!橘心優!


そうなよなよしている場合ではないのだ!


腹をくくれ!


「心優さーん?」


「あ、おはよ」


視界にドアップで映り込んできたこのチャラ男は、高嶺(たかみね)光(ひかる)。


「光ぅ〜私の相手して〜?」


「えぇずるーい!私も私も〜!」


光の腕に抱きつく可愛い女の子たち。


相変わらず、こいつはプレイボーイだ。


ジト目で光を見る。


「わー心優ちゃんすごい目だね。


……もしかして、嫉妬してるのかな?」


「するわけないですよね」


「わぁ即答だ」


いつもこんなしょうもなすぎる会話しかしない。


でもこんな距離感を保っておきたい。(チャラ男嫌い)


「じゃあお先に」


「わぁわぁ待ってよ心優ちゃん〜


じゃあね、また後で」


腕に抱きつく女の子たちに別れを告げて、私の隣に駆け寄って来やがった光。


ちらりと見てみると、悔しいけど端正な顔立ちをしている。


見上げないと顔が見えない身長差だ。