* * * 「みゆみゆー!」 お昼休みになって、私の席に駆け寄ってきたのは苑組(そのくみ)栞里(しおり)。 ハルと並ぶ親友だ。 「今日のお弁当ね、お母さんがハンバーグ入れ「苑組ちゃーん、心優ちゃん借りてくね〜」 栞里が言い終わる前に、声を遮って私の襟を掴んでそう言った……光。 「ぐ、ぐぇ…っ」 踏まれたカエルのごとく、食事の時間にはありえない下品な声を漏らした橘カエル。 「ああああああ、どうぞどうぞ!」 「な…っ、栞里!?」 み、見捨てた…っ! 「どーも」 パッと手を取られ、連れて行かれた場所は………