溺愛王子サマ達と秘密の同居

休み時間が終わってからも、わたしはずっと落ち着かなかった。

 るいの少し寂しそうな笑顔が、頭から離れない。
 玲央に引っぱられるみたいにその場を離れたけど、あのままでよかったのかなって、何度も考えてしまう。

「……夢咲くん」

「は、はいっ」

 先生に急に当てられて、びくっと肩が跳ねた。
 教室のあちこちから小さな笑い声がもれる。

「大丈夫か。ぼーっとしてるぞ」

「す、すみません……」

 だめだ。
 全然集中できてない。
 初日からこんなんで、ほんとに一か月も乗り切れるのかな。