次の日ジャスミンとマイケルはトマト農家と米農家の代表と会うために出かける事になった。
デイジーはジャスミンの子供の面倒を見てくれると言ってお留守番をしてくれた。
ジャスミンは領地を久しぶりに視察した。
子供の頃はフレデイに馬に乗せてもらって遠くまで視察に行っていた。懐かしい。
米農家はほんの一握りで、領地の端の方でやっていた。
この米は毎年ジャスミンがほとんど買い上げていたので、残った米は自分たちが食べる分や他の農家が欲しいと言うので売っていたと言った。
米農家は専業ではなく他の畑で農作物も作っていたので、十年程前からジャスミンに言われて作り始めてから一度も不作の時はなかったそうだ。
専業にして用地を広げてやってみる気はないかと言ったら、畑の農作物もそのままやらせてくれるなら田を広げても問題ないと言った。
田を広げても苗を植える時や刈り入れ時に人が多くいるがその他は家族で充分やっていけるのだと言った。
ジャスミンは米の売り先を王都で見つけるのでマイケルにできるだけいま山の麓や川の近くに米作用の土地を開墾するように勧めた。
そして農家の次男や三男の希望者に米作用地を貸し出すといいのではないかと代表者と話していたら、さっそくその代表者の次男がぜひ借りて米作をやりたいと言った。
実際に米作をやっている農家の次男なのでノウハウも分かっているし、お互いに借り入れや収穫時に協力し合える。
川からその土地に水を引けるようにするのも領主の義務としてやらなければならない。
ジャスミンはそうなれば川に水車小屋を作るようにマイケルに提案した。
水車は水を引く事だけでなくその水の勢いを利用して石臼を回し籾摺りができるのだ。
大工たちと相談して作り上げなければならない。
ジャスミンはその原理しかわからないからだ。
その次の日には大工も呼んでジャスミンはその原理を説明した。
水車小屋が上手く働けばベス家で特許を取ればいい。
小麦農家にも応用できるので、作りたい所も多いだろう。
その特許があればベス家に特許料が入って来るので嬉しい収入になるだろう。
マイケルはそれはジャスミン姉さんの提案なんだからジャスミン姉さんが特許を取るべきだと、純粋で生真面目で誠実な弟が言った。
可愛い弟に
「私は原理を説明しただけでそれを図面にして実際に作るのはベス領の人なのだから、それでいいのよ。がんばりなさい」
そう言ってやると可愛い弟は目をウルウルさせて、”ありがとう、姉さん“と言った。
「思い切って王都まで姉さんを訪ねていって良かった。父上があの調子で相談できる人もいなかったので僕一人ではどうしようもなかった」
そう言って深く頭を下げた。
それからのベス領はマイケルを中心に長く使えてくれている家令も経理を担ってくれて宝石鉱山が枯渇しても盛り返した。
五年後には汽車を領都まで誘致しワインや米やトマトケチャップや農作物の輸送も貨物列車で王都まで半日で運べるようになり、ますます栄えていった。
汽車で輸送できるので畜産業の肉やその加工品も王都まで運べるようになって畜産業も売り上げを伸ばした。
肉の加工品の作り方もジャスミンが指導した。
燻製にしたり蒸したり煮たりローストビーフも教えた。
加工してひと手間掛ける事で利益も上がる。
もちろんその陰にはジャスミンやマキシミリアンの援助もあったのだが…
そして必然的に観光客が押し寄せる事になり領都の大通りは食べ歩きでいつも人が一杯で、三軒建てたホテルもいつも満室だった。
宝石堀りの体験も好評でたまに小さな宝石を見つける人がいて、王都でも評判になりいつも人で溢れていた。
マイケル・ベスは水車小屋を完成させて特許を取り国中にその図面を売って、実際に建てるまで面倒を見た。
後には三人で対応するくらい水車小屋は他国でも受け入れられた。
マイケルは時々ジャスミン達に会いに王都を訪れてマキシミリアンにも可愛がられた。
マイケルは性格がよくいつも礼儀正しくジャスミンの恩を忘れなかった。
ジャスミンはそんな弟が可愛かった。
デイジーはジャスミンの子供の面倒を見てくれると言ってお留守番をしてくれた。
ジャスミンは領地を久しぶりに視察した。
子供の頃はフレデイに馬に乗せてもらって遠くまで視察に行っていた。懐かしい。
米農家はほんの一握りで、領地の端の方でやっていた。
この米は毎年ジャスミンがほとんど買い上げていたので、残った米は自分たちが食べる分や他の農家が欲しいと言うので売っていたと言った。
米農家は専業ではなく他の畑で農作物も作っていたので、十年程前からジャスミンに言われて作り始めてから一度も不作の時はなかったそうだ。
専業にして用地を広げてやってみる気はないかと言ったら、畑の農作物もそのままやらせてくれるなら田を広げても問題ないと言った。
田を広げても苗を植える時や刈り入れ時に人が多くいるがその他は家族で充分やっていけるのだと言った。
ジャスミンは米の売り先を王都で見つけるのでマイケルにできるだけいま山の麓や川の近くに米作用の土地を開墾するように勧めた。
そして農家の次男や三男の希望者に米作用地を貸し出すといいのではないかと代表者と話していたら、さっそくその代表者の次男がぜひ借りて米作をやりたいと言った。
実際に米作をやっている農家の次男なのでノウハウも分かっているし、お互いに借り入れや収穫時に協力し合える。
川からその土地に水を引けるようにするのも領主の義務としてやらなければならない。
ジャスミンはそうなれば川に水車小屋を作るようにマイケルに提案した。
水車は水を引く事だけでなくその水の勢いを利用して石臼を回し籾摺りができるのだ。
大工たちと相談して作り上げなければならない。
ジャスミンはその原理しかわからないからだ。
その次の日には大工も呼んでジャスミンはその原理を説明した。
水車小屋が上手く働けばベス家で特許を取ればいい。
小麦農家にも応用できるので、作りたい所も多いだろう。
その特許があればベス家に特許料が入って来るので嬉しい収入になるだろう。
マイケルはそれはジャスミン姉さんの提案なんだからジャスミン姉さんが特許を取るべきだと、純粋で生真面目で誠実な弟が言った。
可愛い弟に
「私は原理を説明しただけでそれを図面にして実際に作るのはベス領の人なのだから、それでいいのよ。がんばりなさい」
そう言ってやると可愛い弟は目をウルウルさせて、”ありがとう、姉さん“と言った。
「思い切って王都まで姉さんを訪ねていって良かった。父上があの調子で相談できる人もいなかったので僕一人ではどうしようもなかった」
そう言って深く頭を下げた。
それからのベス領はマイケルを中心に長く使えてくれている家令も経理を担ってくれて宝石鉱山が枯渇しても盛り返した。
五年後には汽車を領都まで誘致しワインや米やトマトケチャップや農作物の輸送も貨物列車で王都まで半日で運べるようになり、ますます栄えていった。
汽車で輸送できるので畜産業の肉やその加工品も王都まで運べるようになって畜産業も売り上げを伸ばした。
肉の加工品の作り方もジャスミンが指導した。
燻製にしたり蒸したり煮たりローストビーフも教えた。
加工してひと手間掛ける事で利益も上がる。
もちろんその陰にはジャスミンやマキシミリアンの援助もあったのだが…
そして必然的に観光客が押し寄せる事になり領都の大通りは食べ歩きでいつも人が一杯で、三軒建てたホテルもいつも満室だった。
宝石堀りの体験も好評でたまに小さな宝石を見つける人がいて、王都でも評判になりいつも人で溢れていた。
マイケル・ベスは水車小屋を完成させて特許を取り国中にその図面を売って、実際に建てるまで面倒を見た。
後には三人で対応するくらい水車小屋は他国でも受け入れられた。
マイケルは時々ジャスミン達に会いに王都を訪れてマキシミリアンにも可愛がられた。
マイケルは性格がよくいつも礼儀正しくジャスミンの恩を忘れなかった。
ジャスミンはそんな弟が可愛かった。



