俺様で冷徹なハイスペック医師は ツンデレで不器用で激甘な素顔を隠せない

律にとって自分がどれほど特別な存在だったのかを知り、葵の胸はギュッと締め付けられる。

​「お前の命も、未来も、全部俺のものだ。他の誰にも渡さん」

​律は葵の手の甲に、誓うようにそっと唇を寄せた。
​「だから……俺の手を信じて、生きろ」

​「……律先生……」

​律は冷酷な俺様の仮面を脱ぎ捨て、1人の男として乞うように囁いた。

葵は高鳴る胸の鼓動を感じながら、律の温かい手を強く握り返した。