「一ノ瀬葵の病室エリアへの立ち入り規制を強化しろ。許可のない医師、及び業務に関係のない雑音を一切入れるな。患者に余計な精神的ストレスを与える者は、それが幹部であろうと誰であれ、今すぐ院内出入り禁止にする」
「承知いたしました!」
完璧なまでの情報統制と保護。
院内の醜い政治や批判、そして葵に向けられるかもしれない悪意の視線から、律は葵を完全に隔離し、1人で全てを背負う覚悟を決めていた。
その後。
律は踵を返し葵の元へ歩み寄った。
看護師から車椅子の押し手を奪い取り、自らの手で葵を病室へと連れ戻した。
カチャリとドアが閉まり、病室に静寂が訪れた。
「……あの、御堂先生」
葵はベッドに移され、俯きながら小さく声を絞り出した。
「さっきの……。私……律先生のご迷惑になっているんですよね。私のせいで、副院長先生たちと喧嘩になって……」
「承知いたしました!」
完璧なまでの情報統制と保護。
院内の醜い政治や批判、そして葵に向けられるかもしれない悪意の視線から、律は葵を完全に隔離し、1人で全てを背負う覚悟を決めていた。
その後。
律は踵を返し葵の元へ歩み寄った。
看護師から車椅子の押し手を奪い取り、自らの手で葵を病室へと連れ戻した。
カチャリとドアが閉まり、病室に静寂が訪れた。
「……あの、御堂先生」
葵はベッドに移され、俯きながら小さく声を絞り出した。
「さっきの……。私……律先生のご迷惑になっているんですよね。私のせいで、副院長先生たちと喧嘩になって……」



