純愛オーバーフロー

放課後


ひなのが一人で廊下を歩いていると、後ろから声をかけられた。


「七瀬」


振り返る


そこにいたのは、蒼だった


「神谷くん?」


「……今日」


蒼は少し言いにくそうにしていた


「昼……悪かった」


「え?」


「誘ってくれたのに」


「気にしてないよ」


ひなのは笑った


「神谷くん、優しいね」


「……優しくない」


「え?」