「……また、ない」 朝 教室に入った七瀬ひなのは、自分の机の前で立ち止まった。 机の中に入れておいたはずの教科書がない 昨日までは確かにあった 「どこに置いたんだろう……」 ひなのは困ったように首を傾げる すると、後ろから小さな笑い声が聞こえた 「ふふっ……」 振り返る そこには、西野莉奈と相沢美玲、小泉桃花の三人がいた 「どうしたの? 七瀬」