放課後。
いつもの教室なのに、今日は全部が違って見えた。
白雪美月は、鞄を胸の前で抱えたまま、何度も時計を見ていた。
昨日、家の前で想いを伝え合って、恋人になった。
そして今日。
ルカは、続きをすると言った。
その意味を思い出すたびに、胸がどくどくとうるさくなる。
「美月」
不意に名前を呼ばれ、肩が跳ねた。
教室の後ろ。
窓際に立つルカが、まっすぐこちらを見ていた。
「……ルカくん」
その呼び方ひとつで、昨日までとは違う空気になる。
恋人になった。
その事実が、声にするたび甘く胸に落ちてきた。
「行くぞ」
短い言葉。
でも今日のルカは、朝からずっと少し熱っぽい。
視線も、声も、何もかもが昨日までより近い。
美月が小さくうなずくと、ルカは自然に鞄を持ち、もう片方の手で美月の手を取った。
「えっ、教室で……」
「恋人だろ」
当たり前みたいに言われて、顔が一気に熱くなる。
いつもの教室なのに、今日は全部が違って見えた。
白雪美月は、鞄を胸の前で抱えたまま、何度も時計を見ていた。
昨日、家の前で想いを伝え合って、恋人になった。
そして今日。
ルカは、続きをすると言った。
その意味を思い出すたびに、胸がどくどくとうるさくなる。
「美月」
不意に名前を呼ばれ、肩が跳ねた。
教室の後ろ。
窓際に立つルカが、まっすぐこちらを見ていた。
「……ルカくん」
その呼び方ひとつで、昨日までとは違う空気になる。
恋人になった。
その事実が、声にするたび甘く胸に落ちてきた。
「行くぞ」
短い言葉。
でも今日のルカは、朝からずっと少し熱っぽい。
視線も、声も、何もかもが昨日までより近い。
美月が小さくうなずくと、ルカは自然に鞄を持ち、もう片方の手で美月の手を取った。
「えっ、教室で……」
「恋人だろ」
当たり前みたいに言われて、顔が一気に熱くなる。



