四時間目の終わりを告げるチャイムが鳴った瞬間、美月の胸はまた落ち着かなくなった。
次の休み時間、来る。
そう言ったルカの声が、ずっと耳の奥に残っている。
教科書をしまっていると、まわりの生徒たちが一斉に立ち上がった。
お昼の空気に教室がゆるみはじめた、その時。
コツ、と静かな足音が近づいてくる。
顔を上げるまでもなかった。
その気配だけで分かってしまう。
「行くぞ」
九条ルカが、美月の机の横に立っていた。
「る、ルカくん……」
「約束した」
短い言葉。
でもその声は、今までより少しだけ低くて甘い。
「昼、迎えに来るって」
ちゃんと覚えていてくれたことが嬉しくて、美月は小さくうなずいた。
次の休み時間、来る。
そう言ったルカの声が、ずっと耳の奥に残っている。
教科書をしまっていると、まわりの生徒たちが一斉に立ち上がった。
お昼の空気に教室がゆるみはじめた、その時。
コツ、と静かな足音が近づいてくる。
顔を上げるまでもなかった。
その気配だけで分かってしまう。
「行くぞ」
九条ルカが、美月の机の横に立っていた。
「る、ルカくん……」
「約束した」
短い言葉。
でもその声は、今までより少しだけ低くて甘い。
「昼、迎えに来るって」
ちゃんと覚えていてくれたことが嬉しくて、美月は小さくうなずいた。



