最強ヴァンパイアに溺愛されています!

校門まで送る道のり、ルカはずっと美月の隣を歩いた。
車道側を歩いて、少しでも人が近づくとさりげなく美月を自分のほうへ引き寄せる。

「また明日」

校門の前で立ち止まったルカは、名残惜しそうに美月を見る。

「明日も迎えに行く」

「う、うん」

「昼も一緒にいる」

「うん……」

「あと、なるべく俺から離れるな」

思わず笑ってしまうと、ルカが少しだけむっとする。

「笑うな」

「ごめん。でも、嬉しいから」

そのひと言で、ルカは言葉を失ったみたいに黙り込む。
それから観念したように小さく息をついて、美月の頭をやさしく撫でた。

「……ほんと、ずるい」

最後にそうつぶやいた彼の声は、驚くほど甘かった。