元カレ弁護士の恋事情

 それから、また月曜日がやってきた。
 会社のデスクのペン立てに、この間購入した──ううん、久我さんと交換した、カメのボールペンを入れた。
 丸いフォルムが視界に入るだけで癒される。それに──。
 水族館でのデートを思い出して、思わず顔が緩んでしまう。
 いけない、今週もしっかりとしなきゃ!
 まだ盗作疑惑の件も解決していないし、解決した時のためにコンペの準備もしておかなければならない。
 両頬をペチンと叩き、気合を入れ直した。
 久我さんは、今日も変わらず来客スペースにいて、いろいろと調べてくれているようだ。

「おはようございます、映美さん」
 そこへ、川田さんがやってきた。
「おはよう、川田さん」
 いつものように挨拶を交わした川田さんが、私のデスクに目を向けた。