星降る夜に

そんな声が飛び交う


透はみんなに笑って手を振った


私にも手を振る


「じゃあ、元気で」


「……うん」


それだけ


それだけだった


透が校門の向こうへ消えていく


私はその背中を見ながら、最後まで言えなかった言葉を胸の奥にしまった


――好きだった


私の初恋は、そうやって終わった


少なくとも、そのときの私はそう思っていた