時間は、思っていたよりずっと早く過ぎた 凪が卒業する日 校門には、春の風が吹いていた 見覚えのある景色 昔、透を見送った場所 私はそれを思い出して、胸が少し痛くなった。 でも、あの頃とは違った 凪は笑っていた 「じゃあ、またね」 「うん」 「沙羅」 「なに?」 「元気で」 一瞬だけ、胸がざわついた