星降る夜に

その日、家に帰っても泣かなかった


布団に入っても


目を閉じても


涙は出なかった


ただ、昔の校門だけが何度も頭に浮かんだ


――じゃあ、元気で


――うん


あのときの透の笑顔


もう二度と会えない


その事実だけが、夜の中に残った