最強男子の過保護な溺愛が止まりません!

九条先輩の言葉が落ちた瞬間、教室の空気がぴんと張った。

「ローズについての手がかり」

 その一言は、あまりにも強かった。

「信用できるか」

 氷河ノ先輩が私の前に立つようにして言う。

「できなくても構わないよ」

 九条先輩は相変わらず穏やかだった。

「でも、昨日の続きが知りたいなら必要な情報だ」

「胡桃に直接近づくな」

「それは難しい相談だね」

 瑞希先輩の視線が、まっすぐ私に向く。

「彼女自身に関係することだから」

 その言葉に、胸の奥がざわついた。

「私自身に……?」

「そう」

 九条先輩は静かにうなずく。

「君がどうして狙われるのか。その理由につながるものだよ」

「っ……」

 知りたい。
 ものすごく知りたい。

 でも、それを見せると言うのが九条先輩だというだけで、素直にうなずけない。