最強男子の過保護な溺愛が止まりません!

家の前の街灯の下。
 制服の上に黒いパーカーを羽織った氷河ノ先輩が立っていた。

「……ほんとに来た」

 その姿を見た瞬間、張りつめていたものが一気にゆるむ。

 すぐにまた着信。
 取ると、先輩の声が低く落ちた。

『今から玄関の外を確認する』

「はい」

『俺だとわかったら、親起こさない程度に静かに開けろ』

「えっ、入るんですか!?」

『当たり前だろ』

「当たり前じゃないです!」

『うるさい。今は安全確認が先だ』

 言い返せない。
 むしろ、その強引さに少しだけほっとしてしまう自分がいる。