最強男子の過保護な溺愛が止まりません!

「隠すな」

「……でも」

「俺には話せ」

 まっすぐ言われて、胸がぎゅっとなる。

 どうしてこんなに、信じたくなるんだろう。
 まだ全部はわからない。
 むしろ怪しいことだらけなのに。

「……知りすぎるのは危ないって、言われました」

 小さな声でそう言うと、氷河ノ先輩の表情が一気に冷えた。

「やっぱりか」

「え?」

「いや」

 何かを知っている顔。
 でも先輩はそれ以上言わない。

「今日は一人になるな」

「えっ」

「移動教室も昼も放課後もだ」

「そんなにですか?」

「そんなにだ」

 即答。
 私はまばたきをした。

「で、でも、さすがにずっと一緒っていうのは」

「嫌か」

 少しだけ落ちた声に、私はあわてて手を振った。

「ち、違います!」

 言ってから、自分で固まる。
 違いますって何。
 何を必死に否定してるの、私。

 氷河ノ先輩も一瞬黙って、それからふっと目を細めた。

「じゃあ問題ないな」

「よ、よくないです!」

「どっちだよ」

「うぅ……」

 先輩、絶対ちょっと楽しんでる。
 ひどい。