恋愛*シークレット


普通、好きな子にしかキ、キスしないでしょう…!

それなのに、私なんかにキス、しちゃっていいのっ…!?

「はいはい、悠ちゃん寮ついたよ〜」

ひゃぁぁぁと顔を真っ赤にしている私に、小澤くんがそう呼びかけた。

う…そろそろ着くんだから、平静に…平静に……。

落ち着け〜、花乃……。

息を整えながらエレベーターに乗った。

「悠ちゃんったら、ファーストキスもまだなのー?」

たぶんからかいながらそう言ってくる小澤くん。

ファ、ファースト、キス…っ!?

「そんなの…まだに、決まってるじゃないですか…」

ううう…でも、ファーストキスは運命の人とやりたいな、なんて考えてしまう。

私に運命の人なんて、いないと思うけど。

いつか、出会えるといいな、と考えた。