尊い推しに溺愛されてます!? 【短編】

それから私たちは付き合うことになった。

 相変わらずレンくんは学校でも人気者で、私は毎日振り回されっぱなし。
 でも彼は、誰が見ていても平気な顔で私に笑いかける。

「みう、おいで」

「な、なんで!?」

「彼女だから」

「その言い方ずるい……」

「好きだよ」

「っ……!」

 今日も推しが近い。
 近すぎる。
 尊い。しんどい。幸せすぎる。

 画面の向こうで憧れていた人は、今では私だけに甘い彼氏になった。

 こんなの、夢みたいだ。

 でももし夢じゃないなら。
 この先もずっと、何度でも思う。

 尊い推しに、溺愛されてます!?