君と未完成を綴って。


きらきらきら〜っとエフェクトがかかった美少年が、私の目の前にっ……。

二時間目、学活。

まずはクラスメイトで仲良くなりましょ〜と、とりあえず班内で自己紹介。

隣の席の美少年はもちろん同じ班で。


「瀬川 未影です。勉強はそんなに。冬と寝るのが好き。よろしくお願いします」


こっ、この男の子が瀬川『くん』だったんだ!

ちょっと遅刻して来たみたい。

寝坊とかかなぁ。

だから始業式の前に見なかったんだ。

きらきらした瀬川くんの顔を盗み見る。

……綺麗な顔〜……。

目元は二重、まつ毛が長くて……ヒーローの目って最近はどっちが人気なんだろう。

二重か一重か……。

それによって描写も変わってくるよなぁ。

そのとき、とんとんっと肩を叩かれた。


「詩語さん、次。……大丈夫?」

「うぁいっ、はい!」


瀬川くんに言われて、ハッと意識を戻す。

いつのまに順番来てたのっ。

変な声が出ちゃって、みんなにくすっと笑われた。

恥ずかしいよぉ……。

仕切り直しで、慌てて口を開く。


「はいっ。えっと、詩語 綴です! 国語が得意で、小説を読んだり書いたりするのが好きです。よろしくお願いします!」


他の三人に小さくぱちぱちと拍手をされる。

その中、瀬川くんだけは私を見つめていた。

なっ、なんでしょうか……。


「……小説、書くの?」

「えっ? う、うん」

「そうなんだ」


短い会話の後、またにこっと笑顔を向けられた。

ゔっ、まだ免疫が……!

というか、それ何の笑顔!?

*ーーー*