いちご色の恋予報♡

「好き」

「うん」

「大好き」

重ねるみたいに言われて、いちかの胸はいっぱいになる。

次の瞬間、莉久はそっといちかの頬に触れた。
花火の光の中で、やさしく、でも逃がさないみたいに近づいてくる。

「キスしていい?」

こんなときでも聞いてくれるのが、莉久らしい。
いちかは小さくうなずいた。

唇が重なる。
何度か交わしてきたはずなのに、今日のキスは少しちがった。
やさしいだけじゃなくて、想いの深さごと伝わってくるみたいで、胸の奥が熱くなる。

離れたあとも、莉久は額を寄せたまま小さく笑う。

「やばい」

「なにが……?」

「幸せすぎる」

そのひと言が、何よりうれしかった。

最後の大きな花火が夜空いっぱいに広がる。
きらきらと落ちていく光の下で、莉久はもう一度いちかを抱きしめた。

苦しくないように、でも大事なものを守るみたいに。

「来年も、その先も、一緒に見よう」

耳元でそう言われて、いちかはそっと莉久の背中に手を回す。