いちご色の恋予報♡

次の瞬間、莉久は傘を持っていないほうの手で、いちかの指をやさしく握った。
強すぎないのに、逃がさないみたいなつなぎ方だった。

「帰り道、終わってほしくない」

低い声が落ちる。

「今日ずっとこのままがいい」

その言葉に、いちかの胸は甘く締めつけられる。

駅が見えてきても、ふたりは少しだけゆっくり歩いた。
雨でにじむ景色の中、傘の下のぬくもりだけがはっきりしている。