「……ずるい」
「なんで?」
「そういうこと簡単に言うから」
言いながら、莉久は額をこつんといちかの額に当てた。
近くで触れる息が熱い。
「安心したのに、今度は抱きしめたくて我慢できない」
「ここ屋上だよ」
「知ってる」
でも次の瞬間には、もう腕の中に閉じ込められていた。
苦しくないように、でもしっかりと。
自分のものだと確かめるみたいな抱きしめ方だった。
「なんで?」
「そういうこと簡単に言うから」
言いながら、莉久は額をこつんといちかの額に当てた。
近くで触れる息が熱い。
「安心したのに、今度は抱きしめたくて我慢できない」
「ここ屋上だよ」
「知ってる」
でも次の瞬間には、もう腕の中に閉じ込められていた。
苦しくないように、でもしっかりと。
自分のものだと確かめるみたいな抱きしめ方だった。



