いちご色の恋予報♡

帰り道。
少しだけ人通りの少ない参道で、莉久が足を止める。

「今日、来てくれてありがと」

「ううん。私も来たかった」

「来年も、その次も、一緒に来て」

冬の澄んだ空気の中、その言葉はまっすぐ胸に届いた。

「うん」

いちかが笑うと、莉久は安心したみたいに小さく息をつく。
そしてつないだ手に、やさしく力をこめた。

冷たい季節なのに、隣にいるだけであたたかい。
人混みの中で守ってくれる腕も、独占したがる言葉も、
全部が新しい一年のはじまりを甘くしてくれる。

こうしてふたりの恋は、
いちご色の冬空の下で、またひとつ深くなっていくのだった。