帰り道。
少しだけ人通りの少ない参道で、莉久が足を止める。
「今日、来てくれてありがと」
「ううん。私も来たかった」
「来年も、その次も、一緒に来て」
冬の澄んだ空気の中、その言葉はまっすぐ胸に届いた。
「うん」
いちかが笑うと、莉久は安心したみたいに小さく息をつく。
そしてつないだ手に、やさしく力をこめた。
冷たい季節なのに、隣にいるだけであたたかい。
人混みの中で守ってくれる腕も、独占したがる言葉も、
全部が新しい一年のはじまりを甘くしてくれる。
こうしてふたりの恋は、
いちご色の冬空の下で、またひとつ深くなっていくのだった。
少しだけ人通りの少ない参道で、莉久が足を止める。
「今日、来てくれてありがと」
「ううん。私も来たかった」
「来年も、その次も、一緒に来て」
冬の澄んだ空気の中、その言葉はまっすぐ胸に届いた。
「うん」
いちかが笑うと、莉久は安心したみたいに小さく息をつく。
そしてつないだ手に、やさしく力をこめた。
冷たい季節なのに、隣にいるだけであたたかい。
人混みの中で守ってくれる腕も、独占したがる言葉も、
全部が新しい一年のはじまりを甘くしてくれる。
こうしてふたりの恋は、
いちご色の冬空の下で、またひとつ深くなっていくのだった。



