「莉久が甘すぎるの」
「白石相手だから」
平然と返されてしまって、もう何も言い返せない。
夕方の道は、人通りが少なかった。
部活帰りの声も、遠くで聞こえるだけ。
ふたりの歩幅だけが、静かに並んでいる。
すると莉久が、ふっと立ち止まった。
「白石」
「え?」
振り向いた次の瞬間、手首をやさしく引かれる。
そのまま、電柱の影にすっと隠れる形になった。
「り、莉久……?」
近い。
さっきまで並んで歩いていたはずなのに、気づけば逃げ場もないくらい近くにいる。
「白石相手だから」
平然と返されてしまって、もう何も言い返せない。
夕方の道は、人通りが少なかった。
部活帰りの声も、遠くで聞こえるだけ。
ふたりの歩幅だけが、静かに並んでいる。
すると莉久が、ふっと立ち止まった。
「白石」
「え?」
振り向いた次の瞬間、手首をやさしく引かれる。
そのまま、電柱の影にすっと隠れる形になった。
「り、莉久……?」
近い。
さっきまで並んで歩いていたはずなのに、気づけば逃げ場もないくらい近くにいる。



