君の好きな人は、私でした

でも


柊真はもう諦めようとしている


「私……」


「ごめん」


柊真はそれだけ言って、鞄を持った


「今日は先に帰る」


「待って」


「ごめん、優花」


教室の扉が閉まる


私はその場に立ち尽くした


帰り道