「え……、今まで断ってきたよね?まだなんて言ってたけど……
受けるつもりなかったよね?」
「受け取るつもりなかったよ、でもね……優が優しすぎるんだよ!」
「……優が優じゃない所しか今まで見たことなかったのに、急に優が優になったら……ダンスで繋がりたくなるもんでしょ?」
優の顔が真っ赤になっていることがわかった。
教室は暗いけど、夕日が、私たちの頬を明るく照らしていたから。
優の手が、私の手に向かって走ってきた。
そして、私の手を両手で包み込んだ。
「ありがとう、俺のわがままだったのに」
だから私は、一度その手を解いてから、優の手を包み込んだ。
「今は、きっと私のほうがダンスしたいな!」
「そっか、じゃあ楽しみにしてるよ」
「最強ペアって言われるように、ね?」
「うん、がんばろ」
あともう少しで沈んでしまう夕日は私たちのことを暖かく見守ってくれた。



