ももいろダンス!─実力派ダンサーの相方は初恋の王子様!?─



どうしよう、こんな地味子が!?ってなるよね。


もっと陰口とかひどくなったりしないかな──?


そんな負の感情のループに巻き込まれて行った。

だからか、私は涙が途切れる暇もなく続いていった。

制服が濡れてもいい。

ただただ、泣きたいんだ。

どのくらいの時間が経ったんだろう。

時間感覚なんてなくなるくらい泣いている。

この涙は枯れなかった。

「桃」

誰かが扉を開けて入ってきた。

誰だろう。

ぼやけた視界の中、必死に目を開いて、人物像をみようとする。

その人は教室の隅で泣いていた私の方に歩み寄ってくれる。

──優だ。