「もう!悲しがらないでよ!……私がユウの事を見つけるから!」
「僕が見つける!だから……待っててね」
「分かった!じゃあ待ってるね!」
「またね、もも」
「うんっ!」
何回この夢を見たんだろう。
それだけ忘れたくなくて、忘れられない人だったの。
この髪、目がなければ、私はユウともっといれたかな。
もう、髪も目もいじられたくなくて、お母さんとお父さんにウィッグとカラコンを買ってもらった。
そして、分厚い伊達メガネも。
人との壁を作るものでもあり──、私がもういじられないための、方法でもあった。
だから、地味子に自分からなったんだよ。
でももう、バレちゃったよ。
ももいろだって。



