優が黒板を消すのを手伝ってくれていつもよりも早く終わった。
「ありがと!じゃ、またー」
目の前にある自分の席に戻ろうとしたら腕を掴まれた。
「まだ、じゃない話があるんでしょ?ちなみに俺もあるから」
腕を掴まれた反動で後ろにのけぞりそうになる。
でもいままでの筋トレでなんとか持ち堪えた。
話……?あ、そうだ!
「問い詰めるんだった!!」
思ったより大きい声が出た私にクラス中の目線が集まる。
へぇ、めっちゃ睨まれてる。
状況も状況。
腕を掴まれている。
……。
……。
「ねえ、地獄の空気どうにかしてくれない?」
「ごめん、無理」
……。
……。
まあどうにかなるでしょう!
気持ちを切り替えて、優が引っ張っていく腕について行くことにした。



