なってみせる、愛しのクリスタル♡~トップ男子たちに愛されるのがわたしの使命!?

「正式なクリスタルレディーになるためにはクリスタル・ペンデ全員の許可がいるの知ってる?」

「え、許可…?」

「そう、許可!がないと正式にはなれないんだよね~、だから今雫ちゃんは(仮)ぐらい!」

「そうなの…?」

細くスーッとした瞳でわたしを見る、触れられた手は細くて女の子みたいなのに力は男の子だから。

そういえば杏莉ちゃんが言ってた。
みんなから愛されて、祝福されて、クリスタルレディーになれるって。

だけど強引にクリスタルレディーに選ばれたわたしは、まだ誰にも認められてないってこと?

“俺らのこと、満足させられるわけ?”

あれはそうゆうこと…?

「なりたいでしょ、クリスタルレディー」

なりたい、クリスタルレディーに。
だってそのためにここへ来たんだもん、絶対に諦めたくない。

「オレはもう認めちゃうよ」

パッと手が離された。今まで支えられてたものがなくなってちょっとよろけちゃった。

「他のやつらはわかんないけどね!オレは雫ちゃんと仲良くしたいし!」

ニッとさらに目を細めて笑った。

…いい人、なのかな?
まだちょっとよくわからないけど。

「だから一緒にがんばろ!」

「!?」

花瓶を持つわたしの手をきゅっと握った、花瓶のせいで払うこともできなくてただただびっくりしちゃった。

え、なんなの?
なんで手握ってるの!?

てゆーかずっと距離が近い~~~!

「てか雫ちゃん何してんの?こんなの持っ」

「ごめん!わたし今忙しいの!!」

ぐいっと花瓶を抱え込んで走り出した。中の水がこぼれないように気を付けながら廊下をかけ抜けた。