がっしりと花瓶を抱えて廊下を歩く、入学したばかりの聖クリスタル学園は東京駅ぐらい何があるかわからない。
とにかく広くて大きいからたぶんこっちだったなぁーって記憶で歩いて来た。
「えっと、職員室は~…」
「あっちだよ」
「わっ」
ひょこっと曲がり角から現れてびっくりしちゃった。もうちょっとで水がこぼれるとこだった。
「茄子原くん…!」
「銀でいいよ、雫ちゃん」
にこっと笑って、白い歯を見せる。背が高いから花瓶を持ちながら目を合わせるのは大変だった。
「ねぇオレ、雫ちゃんにひと目惚れしちゃった♡」
「え!?」
い、今そんなことを言われても…!
なんだけど、さらにグイッと一歩近づいて上からのぞき込むみたいに見てくるから。
「だから仲良くしてよ」
前に立ったから進めなくなって、花瓶のせいで走り出すこともできなかった。
じっと見られる瞳にたえられなくて、下を向くことしかできなくて。
急にそんなこと言われても困るし、そんな経験ないしなんて答えたら…っ
「!」
クイッとわたしのあごを上げた、だから無理やり顔を合わせることになって。
とにかく広くて大きいからたぶんこっちだったなぁーって記憶で歩いて来た。
「えっと、職員室は~…」
「あっちだよ」
「わっ」
ひょこっと曲がり角から現れてびっくりしちゃった。もうちょっとで水がこぼれるとこだった。
「茄子原くん…!」
「銀でいいよ、雫ちゃん」
にこっと笑って、白い歯を見せる。背が高いから花瓶を持ちながら目を合わせるのは大変だった。
「ねぇオレ、雫ちゃんにひと目惚れしちゃった♡」
「え!?」
い、今そんなことを言われても…!
なんだけど、さらにグイッと一歩近づいて上からのぞき込むみたいに見てくるから。
「だから仲良くしてよ」
前に立ったから進めなくなって、花瓶のせいで走り出すこともできなかった。
じっと見られる瞳にたえられなくて、下を向くことしかできなくて。
急にそんなこと言われても困るし、そんな経験ないしなんて答えたら…っ
「!」
クイッとわたしのあごを上げた、だから無理やり顔を合わせることになって。



