「花村さん、これ運んでくれる?」
お昼休み、杏莉ちゃん以外の女の子に初めて声をかけられた。
クラスからまぁまぁの距離を置かれてるわたしにはすっごいうれしい出来事でちょっと高めの声で返しちゃった。
「うん、いいよ!」
同じクラスの桃木野さん、だよね?
トップ8に名前があった気がする。肩まで伸びた真っ黒なストレートヘアがツヤツヤ光って、丁寧にお手入れしてるんだろうなぁって思った。
「この花瓶の水を変えてほしいんだけど、先生に頼まれて…」
そう言われた方を見るとめーっちゃくちゃご立派な花の飾ってある花瓶が置いてあった。
廊下の角っこ、消火器ぐらいの大きさの花瓶で1人で運ぶのはちょっと大変そうだったけど。
「このお花の水ね、特別な水を使ってるから職員室で毎回交換してもらうの」
さすがお金持ち校、水にもこだわってるんだ。うちなんてウォーターサーバーすらないよ。
「だから職員室まで持って行ってほしいんだけど、私重いもの運ぶの苦手で…」
見るからにほっそりした桃野木さんには確かにちょっと無理そう、だけどこれぐらいわたしならイケるかなって花瓶を抱えるように持ち上げた。
「大丈夫!わたしこう見えて鍛えてるから!」
それに役に立ちたかったから。みんなと違って庶民だけど、みんなと同じ聖クリスタル学園の生徒だから。
「ありがとう、花村さん」
今は距離を置かれてても、これから仲良くなれるように。
お昼休み、杏莉ちゃん以外の女の子に初めて声をかけられた。
クラスからまぁまぁの距離を置かれてるわたしにはすっごいうれしい出来事でちょっと高めの声で返しちゃった。
「うん、いいよ!」
同じクラスの桃木野さん、だよね?
トップ8に名前があった気がする。肩まで伸びた真っ黒なストレートヘアがツヤツヤ光って、丁寧にお手入れしてるんだろうなぁって思った。
「この花瓶の水を変えてほしいんだけど、先生に頼まれて…」
そう言われた方を見るとめーっちゃくちゃご立派な花の飾ってある花瓶が置いてあった。
廊下の角っこ、消火器ぐらいの大きさの花瓶で1人で運ぶのはちょっと大変そうだったけど。
「このお花の水ね、特別な水を使ってるから職員室で毎回交換してもらうの」
さすがお金持ち校、水にもこだわってるんだ。うちなんてウォーターサーバーすらないよ。
「だから職員室まで持って行ってほしいんだけど、私重いもの運ぶの苦手で…」
見るからにほっそりした桃野木さんには確かにちょっと無理そう、だけどこれぐらいわたしならイケるかなって花瓶を抱えるように持ち上げた。
「大丈夫!わたしこう見えて鍛えてるから!」
それに役に立ちたかったから。みんなと違って庶民だけど、みんなと同じ聖クリスタル学園の生徒だから。
「ありがとう、花村さん」
今は距離を置かれてても、これから仲良くなれるように。



