「この本書いた人ねって“Kei”って言うんだけど小学生なんだよ!」
じゃんっと見せてあげた、名前のところを指差して見て見てと言わんばかりに。
「衝撃の小学生デビューなんだって!すごくない!?小学生でこれ書けちゃうのすごいよね!」
「……。」
「あ、ちょっと何すんの!」
スタスタと入って来た椿原希生がひょいっとわたしの手から小説をうばっていった。
松雪くんたちほど大きくないけど、わたしとの差は10センチ以上もあるからすぐには取り返せなかった。
「そんなおもしろいか?この本」
「すっごいおもしろいよ!読んだことないんでしょ!?読んでないのにそんなこと言わないで!」
ぺらっとめくろうとした椿原希生に手を伸ばしてうばい返す。
むっと口を尖らせてちょっとにらんじゃった、つい力が入っちゃって。
だからもう一度ぎゅっと本を抱きしめた。
「大事なの、わたしの1番大事なものなの」
この本があるだけでわたしもがんばれる気がするから。
1人じゃないって教えてくれるの。
ううん、1人でだって大丈夫だって。
どんなことだって、何があったって、わたしはー…
「“Kei”は聖クリスタル学園の人なの」
って言われてる、本当かどうかわからないけど。
それに小学生デビューなだけで今は何歳かもわからない。
少し大人になって中学生かもしれないし、高校生かもしれない、もう卒業しちゃってるかもしれないし大人として働いてるかもしれない。
だけど、追いかけたかった。
「Keiはわたしを救ってくれた人だから」
クリスタルレディーになれば何でも願い事を1つ叶えてくれるって聞いて聖クリスタル学園へ入学することを決めた。
必死に勉強して、できることはなんだってやって、やっとここまで来たんだから。
「わたしはKeiに会いたくてここへ来たの」
絶対に諦めたくなんかないの。
じゃんっと見せてあげた、名前のところを指差して見て見てと言わんばかりに。
「衝撃の小学生デビューなんだって!すごくない!?小学生でこれ書けちゃうのすごいよね!」
「……。」
「あ、ちょっと何すんの!」
スタスタと入って来た椿原希生がひょいっとわたしの手から小説をうばっていった。
松雪くんたちほど大きくないけど、わたしとの差は10センチ以上もあるからすぐには取り返せなかった。
「そんなおもしろいか?この本」
「すっごいおもしろいよ!読んだことないんでしょ!?読んでないのにそんなこと言わないで!」
ぺらっとめくろうとした椿原希生に手を伸ばしてうばい返す。
むっと口を尖らせてちょっとにらんじゃった、つい力が入っちゃって。
だからもう一度ぎゅっと本を抱きしめた。
「大事なの、わたしの1番大事なものなの」
この本があるだけでわたしもがんばれる気がするから。
1人じゃないって教えてくれるの。
ううん、1人でだって大丈夫だって。
どんなことだって、何があったって、わたしはー…
「“Kei”は聖クリスタル学園の人なの」
って言われてる、本当かどうかわからないけど。
それに小学生デビューなだけで今は何歳かもわからない。
少し大人になって中学生かもしれないし、高校生かもしれない、もう卒業しちゃってるかもしれないし大人として働いてるかもしれない。
だけど、追いかけたかった。
「Keiはわたしを救ってくれた人だから」
クリスタルレディーになれば何でも願い事を1つ叶えてくれるって聞いて聖クリスタル学園へ入学することを決めた。
必死に勉強して、できることはなんだってやって、やっとここまで来たんだから。
「わたしはKeiに会いたくてここへ来たの」
絶対に諦めたくなんかないの。



