星空玲&如月みぞれコラボ短編第一巻「お忍びダブルデート」『ファインダー越しのシンデレラ』&『ソロ・デュエット』

それから時は経ち──。


「はぁぁ〜。美味しいっ」

「だな。うまい」

私達が食べているのは……!

ラー油お酢ソフト!

その名の通り、ラー油とお酢がジャンジャンかけてあるソフトクリーム。(作者から:現実には無いソフトクリームです。いつか、発売されるかもしれませんが)

甘じょっぱ辛いのがクセになるんだっ……!


「美夜」

いきなり真剣な声で悠陽に話しかけられ、私は目をギョッとさせた。

「な、何?」

「でから始まって、とで終わるものってなーんだ?」

そして謎かけ。

イマイチ、悠陽のテンションが分からないんだよな……。あはは。

でから始まってとで終わる?

「あっ、分かった!」

「なんだ?」

悠陽が身を乗り出して聞いてくる。

もう、これは間違いない。

絶対、100%、合ってる!!

「デザート!」

ふふふ、これは自信満タン。

今の状況にもピッタリ当てはまる。


「ブッブー!!」

「えっ、なんで?どうして?自信めちゃくちゃあったよ?」

意味が分からない……っ!

でから始まってとで終わる言葉なんて、そもそもいっぱいあるしね。


「デートに決まってるだろ」

「デ、デート!」

私は顔を唖然とさせる。

それは恋人二人がやる行為として有名だ。

「俺と美夜、恋人だろ。前告白してOKしてもらったじゃんけー」

「OKはしたけど。だって、悠陽が好きだから」

その瞬間、悠陽の目がキラキラと輝き始めた。

私、やらかした?

うん、やらかした。

本当の気持ち、言っちゃった……!

後戻りはできない。

「べ、つっに。なんでもないし」

適当に誤魔化すが、鍛えられた悠陽の目の奥がキラリと光る。

「なんでもなくない。じゃ、行き先決めよう」