わたしは吸血鬼なカレの番



◇



「……ん」

香ばしい、とても良い紅茶の香りで目が覚めた。

パチリと目を開ける。

視界に飛び込んできたのは、高級感のある天井。

アンティークのシャンデリアが、やわらかく光っている。

私、どうして……あ、生徒会長室で……

記憶を辿りながら、起き上がろうと身体を動かそうとした。

その時、自分の頭の下に「何か」柔らかくて暖かいものがあることに気づく。

ん……? 枕……にしては、ちょっと固いような……?



「……起きたか」



すぐ上から降ってきた声に、心臓が跳ね上がった。



「え!?」



見上げると、そこには私を見下ろす会長の顔があった。

息が止まりそうになる。

……私、いま。

会長の太ももの上に、頭を乗せてる!!?