わたしは吸血鬼なカレの番



聖サングイン学園に入学してから数ヶ月が経った。

最初はあやかしばっかりの環境に身を縮こまらせていた私だったけれど。

いまではクラスメイトたちともすっかり打ち解けて、驚くほど穏やかな学園生活を送れるようになっていた。



時刻は夜の十時過ぎ。

女子寮の自室で、私は明日の授業の準備を整えていた。

パジャマの上にカーディガンを羽織り、カバンにノートを詰める。

よし、これで明日の準備はバッチリかな……

ほっと一息ついて、温かいお茶でも飲もうとした──その時だった。

コン、コン。



「……え?」