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静まり返った生徒会室に、一人取り残された私。
自分の手が、まだお箸を握ったまま少し震えている。
私は真っ赤になった自分の顔を、両手で包み込んだ。
あんなに嫌そうな顔して……無理してまで食べるなんて……
人間の食べ物なんて、彼にとっては苦痛でしかないはずなのに。
あれって……ヤキモチ、だよね……?
葵くんと蓮くんに嫉妬して、「自分も」って張り合っちゃうなんて。
……先輩もあんなことするんだ。
いつもは冷酷で、完璧で、手の届かない吸血鬼の会長様。
「……ふふっ」
そんな先輩の新しい一面を垣間見て、私は誰もいない部屋でクスッと笑ってしまった。
お箸を置いて、冷めかけた自分のお弁当を見つめる。
今日のお昼ご飯は、なんだか胸がいっぱいで、いつもよりずっと甘く感じられたのだった。

